イノベーションアワード決定!
https://www.viet-jo.com/news/nikkei/220208180352.html
『日立財団が主催する「2021年度(第2回)日立財団アジアイノベーションアワード」で、ベトナム人3人が受賞した。 「日立財団アジアイノベーションアワード」は、ASEANの社会課題解決と持続可能な社会実現に資する科学技術イノベーションを促進するために、日立財団が2020年度より開始した表彰事業だ。
同アワードでは、持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を目的として、あるべき社会像を描き、科学技術の社会実装を計画に入れた優れた研究および研究開発において、画期的な成果をあげ、明らかに公益に供したと思われる個人またはグループを表彰する。
2021年度は、ASEANの中の6か国(カンボジア、インドネシア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、ベトナム)の21大学および研究機関を対象に、SDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」とゴール15「陸の豊かさも守ろう」のターゲットに貢献する研究および研究開発の成果を募集した。
選考を経て、合計12件の研究および研究開発の成果(最優秀賞1件、優秀賞3件、奨励賞8件)が選定された。賞金は最優秀賞が300万円、優秀賞が100万円、奨励賞が50万円。 表彰式は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況により今年度も開催が見送られる。
ベトナムの受賞者は以下の通り。
<最優秀賞> ◇ファム・ティ・トゥイ・フオン氏(ベトナム科学技術研究所) 「水のBOD5(5日間の生物化学的酸素要求量)測定と水中毒性バイオセンサー装置(BODTOX)の開発」
<優秀賞> ◇レ・ミン・タン氏(ハノイ工科大学) 「遷移金属酸化物触媒による排気ガスおよび排水の処理技術」
<奨励賞> ◇ダン・ティ・トゥエット・ガン氏(ハノイ工科大学) 「循環型経済に向けて、難処理排水や電子機器廃棄物から有価金属を回収するスマートソリューション」
なお、「2020年度(第1回)日立財団アジアイノベーションアワード」では、ベトナムから最優秀賞に1人、優秀賞に1人が選ばれている。』
今、日本はベトナムとの関係を国策のように後押ししています。
以前は中国が「世界の工場」だったけど、経済成長を遂げ、人件費も上がって、超大国としてカントリーリスクも増してきました。
欧米とのウイグル族の人権問題での対立もあり、ユニクロなど日本企業も影響を受けているのはご存じのとおりです。
その点、ベトナムは中国と国境を接していて共産党独裁という点は同じですが、カントリーリスクは低いです。
安い製品を作る工場という位置づけではなく、消費市場としての価値が年々高まってきていますしね。
ベトナムからの日本への出稼ぎ問題がよくニュースで取り上げられていますが、IT技術者など高度人材も増えてきているんです。
日立が日本ではなく、アジアに目を向けたSDGsのゴール14「海の豊かさを守ろう」とゴール15「陸の豊かさも守ろう」のターゲットに貢献する研究および研究開発に賞を贈るのはグローバル企業として素晴らしいですね。
ベトナムは3名も受賞して優秀さをアピールしました。
こういう日越の交流は大歓迎ですね。